【レポート】世界のマンガについてゆるーく考える会 #8

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日時:2017年9月6日(水) 19時から21時(18時30分開場)
場所:東京都文京区小石川4-14-12 共同印刷本社101ホール
参加者:約40名

通算8回目の「世界のマンガについてゆるーく考える会」です。

冒頭、代表の原から挨拶。前回のゆるーく考える会当日に公開された「COMIC STREET」が、あれから2カ月経って、少しずつ記事も増えてきたこともあって、改めてサイトについて説明し、一緒にサイトを盛り上げてくれる仲間を募りました。レビューも増えてきましたし、今後が楽しみです。

続いてデジタルカタパルトの平柳さんによるレポート。平柳さんは7月末から8月末にかけて、出張でアジアの各地を回られたとのこと。今回は特にベトナムで訪れたというManga Festivalというイベントについて、写真や動画を交えて報告してくださいました。このイベントはMangaと銘打っていますが、肝心のマンガはまったく見当たらず、むしろコスプレイベントなのだとか。舞台上ではコスプレイヤーたちが黄色い声援を浴びているのですが、彼ら彼女らはベトナム人ではなく、中国人のコスプレイヤーなのだそうです。さらに平柳さんは、ゆるーく考える会の直前にインドネシアの文科省に当たる省庁に招かれて行なった発表についても、話してくださいました。

平柳さんによる報告

Manga Festivalの会場の様子

次にマンガ家の伊原達矢さんが、お気に入りだというバットマンのアンソロジー本The Greatest Batman Stories Ever Toldを手がかりに、日米のマンガのあり方の違いについて話してくださいました。日本のマンガは、アメコミのスーパーヒーローものと比較すると、マンガ家個人がオリジナル作品を描いているイメージが強いですが、最近では、有名作品のスピンオフを別の作家が描くケースも目だってきており、一概にそうとも言えなくなってきているそうです。

The Greatest Batman Stories Ever Told

その後、休憩を兼ねて、15分程度の閲覧タイム。例によって、参加者の皆さんが持ってきてくださった本が、ところ狭しと並べられています。

当日集まった世界のさまざまなマンガ1

当日集まった世界のさまざまなマンガ2

閲覧タイムの様子

後半は全部で7名の方が、自ら持ってきてくださった世界のマンガを紹介してくれました。紹介された本は以下の通りです。ご覧の通り、本の国籍はさまざま。表記がわからないものもありますので、著者名、作品名は記さずに、写真だけ並べます。

カナダの同人誌

増村十七さん『BAKU-CHAN』

柳葉あきらさん『笑え、ゼッフィーロ』。アマゾンのオンデマンドを利用して海外で直接販売している作品

タイトルは『森』の意。ロシアのキノコ狩りのマンガ。キノコ狩りは「静かなる狩猟」なのだとか

日系アメリカ人作者の私マンガ

香港作家による公式バットマン

『HARUKI MURAKAMI 9 STORIES パン屋再襲撃』スイッチ・パブリッシング

香港漫画についての評論本。台湾作家の鄭問(チェンウェン)も紹介されているとのこと

すべての紹介が終わったときには、こちらも例によって21時を過ぎてしまいました。その後、さらに20分程度閲覧タイムを設け、「世界のマンガについてゆるーく考える会」#8は終了となりました。

次回については改めて告知いたしますが、10月15日(日)16時~17時半で「世界のマンガについてゆるーく考える会 出張版チェコ・コミック編」を、11月13日(水)19時~21時で「世界のマンガについてゆるーく考える会#9」を予定しています。11月は海外マンガフェスタやブレイブ&ボールドといった大型イベントが目白押しですが、それらに臨む前のウォーミングアップがてら、ぜひご参加ください。「世界のマンガについてゆるーく考える会」は、未参加の方、海外マンガ初心者の方、大歓迎のイベントです。どうしようと悩んでいる方、ぜひ気軽にご参加ください。

About Author

原 正人

1974年静岡県生まれ。フランスのマンガ“バンド・デシネ”の翻訳者。訳書にバスティアン・ヴィヴェス『ポリーナ』(小学館集英社プロダクション)、マリー・ポムピュイ、ファビアン・ヴェルマン&ケラスコエット『かわいい闇』(河出書房新社)など。監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社)がある。「世界のマンガについてゆるーく考える会」主宰。もちろん日本のマンガも大好き。

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