【レポート】世界のマンガについてゆるーく考える会 #7

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日時:2017年7月15日(金) 19時から21時(18時30分開場)
場所:東京都文京区小石川4-14-12 共同印刷本社101ホール
参加者:約50名

前回から4カ月空いて、今年2回目、通算で7回目の「世界のマンガについてゆるーく考える会」です。

冒頭、代表の原から挨拶。ちょうど同日に公開された海外マンガの情報サイト「COMIC STREET」について説明いたしました。今後、海外マンガ全般に関するさまざまな情報を発信する拠点になっていければと考えています。

続いて発表が2つ。

まず、『美しい日本のくせ字』(パイインターナショナル、2017年)の著者、井原奈津子さんが、翻訳海外マンガのフキダシの中の「翻訳文字」について発表してくださいました。

井原奈津子『美しい日本のくせ字』 (パイインターナショナル、2017年)

どうやって出会ったのか、注目作にはどんなものがあるのか、どんな人が書いているのかなどなど、海外マンガの手書きの翻訳文字について、井原さんは愛情たっぷりに語ってくださいました。質疑応答も盛り上がり、欧米の海外マンガの原書では、どうしてフキダシの中が大文字で書かれているのかなど、さまざまな意見が飛び交いました。井原さんは、『美しい日本のくせ字』の中で、4ページを割いて、翻訳文字の世界を紹介していらっしゃいますので、ご関心がある方はぜひ読んでみてください。

『タンタンの冒険』シリーズの手書き文字を担当した大川おさむさんへのインタビュー(『美しい日本のくせ字』所収)

続いて、デジタルカタパルトの平柳竜樹さんが、つい1週間ほど前にフランスで開催されていた「Japan Expo」について写真を交えつつ、簡単な報告をしてくださいました。また、ついでにということで、5月に行われた「アブダビ国際ブックフェア」にも話題が及びました。どちらも国民性や商習慣の違いに基づく面白エピソード満載の、刺激的なレポートでした。

Japan Expoの様子

その後、休憩を兼ねて、20分程度の閲覧タイム。参加者の皆さんが持ってきてくださった本がテーブル中にところ狭しと並べられています。

当日集まった世界のさまざまなマンガ

閲覧タイムの様子1

閲覧タイムの様子2

後半は全部で5名の方が、自ら持ってきてくださった世界のマンガを紹介してくれました。紹介された本は以下の通りです。

Sam Bosma著『Fantasy Sports』

Lorena Alvarez著『Nightlights』

Tillie Walden著『I Love This Part』

Mark Siegel, Alexis Siegel著『5 Worlds』

大友克洋『AKIRA』さまざまな海賊版

QuinRose『ハートの国のアリス』英語版

池山田剛『小林が可愛すぎてツライっ!!』日本語版と英語版

『Les rêveurs du Louvre』

Aude Picault著『Idéal Standard』

Oscar Martin著『Solo』

すべての紹介が終わった時点で既に21時をゆうに過ぎていましたが、その後、さらに10分程度閲覧タイムを設け、「世界のマンガについてゆるーく考える会」#7は終了となりました。

次回については改めて告知いたしますが、9月6日(水)19時~21時を予定しています。「世界のマンガについてゆるーく考える会」は、未参加の方、海外マンガ初心者の方、大歓迎のイベントです。どうしようと悩んでいる方、ぜひ気軽にご参加ください。

About Author

原 正人

1974年静岡県生まれ。フランスのマンガ“バンド・デシネ”の翻訳者。訳書にバスティアン・ヴィヴェス『ポリーナ』(小学館集英社プロダクション)、マリー・ポムピュイ、ファビアン・ヴェルマン&ケラスコエット『かわいい闇』(河出書房新社)など。監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社)がある。「世界のマンガについてゆるーく考える会」主宰。もちろん日本のマンガも大好き。

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